香りでchill out49 〜ぶれちゃダメ〜

精油のブレンドは誰がやっても

好き嫌いはあっても基本的には良い香りになります。

アコードとか、トップ、ミドルベースのバランスをとって

保留性や第一印象のオリジナリティ、バラツキがないとか

一定の評価をした場合には不足していても

嫌な香りにはなりにくいという意味です。

 

ですがお香については異なります。

 

アロマテラピーやってます!

香り大好きです!

という人でも

天然原料だけのお香をみせると

うん?何だこれって顔をします。

言葉では良い香りですねと言っても

表情が納得してない感じになります。

そこに適量の香料を入れると

曇りのない表情でいい香りです!

と言ってもらえるので

最近はお香に少しでも近づいてもらいたいという

気持ちから、

初めての方にお香を紹介する際には、

香料を忍ばせてお香づくりをします。

 

もちろん自分は天然だけの香りが好きだし

本当ならそっちをご紹介したいのですが

苦手という意識で

足を踏み入れない人がいるのは残念なので

そうしています。

 

なぜそのようなことが起きているかというと

近年販売されているお線香や匂い袋のほとんどが

天然原料だけでつくられていない

もっといえば天然原料はほとんど入っていないことも

多いからです。

 

理由は売れないからです。

天然香料は価格が高いし

ほとんどの人が触れたことがないので

慣れていないからです。

私たちは馴染みのない香りを

あまり良い香りとは感じにくいので

どんどんそういう状況が進んでいく昨今です。

 

ということから

私も香料を忍ばせることに

チャレンジしています。

でもここは匙加減が重要

 

この前はあまり香りに馴染みのない方が対象だと思って

ちょっと香料の比率が多過ぎたみたいです。

 

お客様の反応がどうこうというよりも

私の気持ちがついていけませんでした。

 

ブレずに

これいい香りですよねー

って一般の人にも

少し自然嗜好の方にも

心から言える香りづくりをして

いきたいです。

 

そして

お香について理解いただくことで

ゆくゆくは

どんなに香りが好きでも

自然のものを使い過ぎない!って

ところまで社会に働きかけていきたいと思うのでした。

 

 

 


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