母に会いに出掛けた。
なかなか時間がとれなくて、3週間近く経ってしまった。
会わない間に全く私のことわからなくなっていたらどうしよう。。
毎回そんな想いを抱えて、お部屋に入る。
実際どの位私のことを認識しているのかもわからない。
言いたいことがあっても言葉があまり出なくなっているので、既にもう私は私としては認識してもらっていないのかもしれません。。
でも何だか感じる。
昔の話とか、今の気持ちとか一生懸命話しかけていると
全てのことをわかっているのではないか。。そんな風に感じる。
実はフリをしているだけで、本当は何でもわかっているのではないかと思うような
温かい表情や反応をしてくれることもある。
反面、わかっていたら入所している自分の境遇を悲しみ、寂しいという気持ちを募らせるかもしれないと思うと、全部わかっていて欲しいようなわかって欲しくないような複雑な気持ちで帰宅する。
子どもとしてかけてもらえた愛情分の恩返しができていないことに、辛さも感じる。
元気だった頃、母がよく私に言っていたこと。
「育てているときの幸せな気持ちで十分恩返しはしてもらっているから、大人になって何も返してもらえなくて大丈夫。」
その言葉を思い出して少しだけ自分の罪悪感から逃れてみるものの、
やはり大切な人が幸せであって欲しいという気持ちと行動が一致していないので、苦しいなと思ってしまいます。
ブログではなるべく私生活の苦しいお話をのぞいて、仕事中心の内容をご紹介していきたいと思っているのですが、仕事をしている私というキャラクターをつくってくれたのも、父であり母であるので
たまには。。。と思ってアップしました。
私にとって本当に大切なものは家族
間違いないけれど。
結婚して新しくつくった家族を優先するし、自分のことも優先するし。
毎回帰り際には「また来るね」と「ごめんね」の二言を残すことになります。