ケーススタディ

今日の授業はケーススタディ

例えば「足のむくみが気になるのでスッキリしたい」というクライエントさんの訴えがあったとして
その人のお仕事や生活習慣を想像してみる。

今日の出席者11人が当たり前ですが、みんな異なる人物像を描く。
20代の女性を思い浮かべる人もいれば子育て中のお母さんを想像する人がいる。
精神的にかなり参っている人もいれば、非日常を期待する人もいる。

アロマセラピスト役になった人はそれを丁寧に傾聴する。
お話に沿って、トリートメントの方針や使用する精油を考える。
そんな授業をしました。

一人ひとりがみなスッキリしたいところも異なるし、そしてむくみを感じる原因も異なる。
一人ひとりの毎日は異なり、仕事も暮らし方も異なる。
それを丁寧に伺っていく時間。
それぞれに寄り添うと自ずとトリートメントの方針は変わるし、同じ人物に寄り添ってもアロマセラピストの感じ方や考え方でアプローチも使用する香りも変わる。
寄り添う想いが素晴らしいトリートメントを創り出すし、それが自分やクライエントさんにとって素晴らしい時間となる。
その幸せな瞬間をたくさんの人に味わってもらいたいと思っています。

そして、トリートメントの内容に正解がないことが伝わったら、今日の授業は大成功

出席していただいた生徒さんが皆たおやかで、自由に発言してくれたお陰で
私が全く口出ししなくても多様性を感じていただけた様子
私だったらこうします…みたいな話を気づけば一回もしなかったです(笑)
私が発言しない授業は私にとっては1番嬉しい授業

症状ではなく、人をみる

文字にすると簡単ですが、実際には
いつのまにか「むくみ」「スッキリ」という言葉だけに引っ張られて
症状や状態に引っ張られて
相手の全体をみないでトリートメントをしてしまうことがあります。

今日の経験が少しでも役に立ってくれたら嬉しいです。

そして…今度は仕事場で皆さんとお会いで来たらいいなと心から思っています。


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