環境省が香りがある生活に待ったをかけたようですね。ここ最近、香りのある柔軟剤を始めとしてあまりにもアロマ、アロマなので、これはエコではないと軌道修正したようです。
もちろん、本来合成の香りと天然の香りを一緒にして議論されるのは残念ですが、それにしてもあまり香りに依存した生活も良くないのも事実ですね。
本来のアロマテラピーで天然の精油を使ったとしても、無駄に香りを使い過ぎるのは環境保護の面でも植物の保護の面でもよくないことだと思います。
香りは本当に必要なときだけ効果的に使う事をそろそろ私たちも積極的に伝えていかなければならない時期なのかもしれません。
不調な時、少し心が疲れた時、梅雨時など季節に応じて精油を効果的に用いるためにも、必要ないものにむやみに香りをつけるのは良くないですよね。
本来であれば食事の匂い、排泄物の匂い、体臭など、よい香りからあまり好まれない香りまで、やはり匂いは私たちにとって生きるための重要な情報です。いつでもいい香りに包まれていれば良いと単純に考え過ぎてもいけないなのだと思います。
良い音楽も常に存在すれば騒音になります。静寂があってこその音楽の素晴らしさがあるのと同じように、香りがしない時間があってこそ、良くない香りがあってこその「良い香り」
特に仕事として香りを扱う私たちこそ、日常生活では香りのない時間をきちんと作ることで、より必要な香りに敏感になる努力が必要だとも思います。
生活に香りをとりいれて生活を豊かに彩ることに加えて
プロである私たちは、その反対に香りのない生活にも積極的に身を置くべきだと思います。