お見舞いに行くと、母の手はいつもグッと握りしめられている。
それを見るたびに胸がつまります。
感情やたくさんのことを我慢しているのかなって想像してしまうからです。
そんな手をゆっくりと1時間かけてほぐすのが最近のお見舞いのパターン
私のこと随分わからなくなってしまっているみたいだけど
それでもトリートメントの間中ずっと私のことをみつめています。
時々眠くなるのを我慢して。。。
そして私の手をグッと握り返してくれて、私の動きを真似するように私の手を親指で何度も何度も
撫で続けている母
親孝行でなくてごめんね
そんな私の言葉がわかっているのかわかっていないのか
それもわからないけれど
私にとってはとても大切な時間です。
ハンドトリートメントは、私は家族に、大切な友人にのみ行いたいし、
他の人にもそうすすめたいです。
ボランティアもいいけど
やっぱり家族のために、友人のためのものである氣がしてならないのです。
香りはよくわからないみたいです。
もちろん、精油の薬理作用なんて全く関係ない
ただここにはタッチング、触れるという行為のみが存在しています。
ハンドトリートメントってそういうものなんだと思います。