アロマテラピーのお仕事にとって、知識やスキルよりも大切なものと言ったら
やはりコミュニケーションをあげるべきだと思っています。
インストラクターのお仕事も先生と言われてしまいますが、本来は「師」ではなく
どれぐらい相手の求めに応じて知識やスキルを提供するかにかかるサービス業なわけです。
もちろんアロマセラピストもそうですが、そのサービスの中でそれぞれ対象者が求めるものに、なるべく近いものを提供するためには(くれぐれも言っておきたいのですが、100%相手の気持ちを理解することは無理ですので、あくまでも近いものです。)
その人の求めているものの本質を掴むところから始めていきます。
そのために今日の主題は「観察する」
もちろん、お相手は言語コミュニケーションを用いて、私たちにその要望を伝えようとします。
ですが、それをそのまましか受けとれないのであれば仕事にはなりません。
「私はそれを知りたいです」という要望を仮に頂いたとします。
ただそれを教えてあげれば仕事であると思ってはいけないということです。
その人が知りたいと言っている本質を、本音、その人でさえも気づいていは無意識の本音まで
含めて理解するためには、
非言語の表現、非言語コミュニケーションを受けとる努力をする必要があるということです。
非言語コミュニケーションには
声のトーンや、顔の表情、話すテンポ、仕草などあらゆるものが挙げられます。
その日その人が身につけてきた衣類にもその人のメッセージは隠されているのです。
その1つ1つを拾い上げ、さらにそれをつなぎ合わせて
その人の要求の本質に近づいていくのです。
例えば、鮮やかな赤い服を着てきた人がいるとします。
赤い服とは対照的に沈んだ顔をしていたら。。
◯それは元気になりたいという願望を表しているのか
◯それとも実は表面上はそう見えないけれど、実際元気で、情熱に溢れた状態なのか
◯ただ赤が好きなのか
◯それしか着るものがなかったのか
勝手にそれは判断できるものではないので
言語コミュニケーションを用いて確認していきます。
「今日のお洋服の赤は素敵ですね」
ここで「何故今日は赤の服を着てきたのですか?」という質問は
慣れ親しんでいる間柄では良いかもしれませんが
お客様との間では直接的すぎて、場合によっては追いつめられた気分になりますので
ふさわしくありません。
うーん、難しいですね。。。
私自身よく間違えた質問をしてしまいます。
話が随分と長くなってきました。
一気にお話ししても大変なのでこの続きはまたの機会に。