俯瞰すること

冬至も過ぎ、これからは再び陽の気が少しずつ増えてくる季節です。
これから益々寒くなる季節なのに、自分の体感とは少しずれていて不思議な気分になります。
これは、実際の変化はエネルギーの変化より少しずれて訪れるので当たり前のことでもありますが。。。
水を熱してもすぐにはお湯にならずに時間を経てお湯になるのと同じですね。

また私は個人的に、私たちの体感も瞬時に感じられるものばかりではないと考えています。
春の気配を感じるためにも少し時間がかかるし、自分の身体がすごく疲れきっていることに気がつくのにも少し時間がかかるのだと思っています。
冷えていると感じた頃には冷えは随分と深くなっている。。。
筋肉が硬直していると感じる前から、ずっと前から硬直している。。。
アロマテラピートリートメントをしていると、本人がMAXと感じているときには
実はもう筋肉が緩み始めているなんて場合が結構あります。

今の自分は暗闇だと思っていても、外からみると実は明るい光が差し込んでいることもたくさんあります。
自分は変われないと思っていても、外からみると実は随分と変わり始めていることもあります。

ですから、自分の本当の状態を俯瞰せずに、すぐ諦めてしまうともったいない場合も多いですし、未来の理想にばかり目をむけて、今の現状を俯瞰しないまま物事を決めてしまわない方がよい場合も多いのではないかと思っています。

しかし、一つの事柄ばかりにとらわれずに、時には自分を遠くから俯瞰して、全体を見てみること。
これはなかなか難しいことです。
自分の体感のずれに自分で気がつくことは大変難しいことだと思います。

だからこそアロマセラピストにとって、クライエントに関わるときに、常に異なる目で外から俯瞰してみることが大切なのだと思います。
俯瞰した上で、本人が気がつかない事実、事柄、情報をクライエントに伝えていくことが、アロマセラピストのできる重要な役割だと思います。

冬至を過ぎて、私自身も既に変わり始めていて、また少しずつ外に目が向き始めたのかもしれません。
aromaworksでは、トリートメントやカウンセリングをとおして、クライエントを外から俯瞰し、個人の気づきをサポートする仕組みをこれからますますつくっていきたいなぁと改めて感じた朝なのでした。


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