音楽が音の組合せで
心に響き感動をくれるように
香りの調香、調合も
様々な香りの組合せでつくられます
天才的な人は確かに感覚だけで
美しい香りの組合せ、調和の取れた香りを
つくることができるかもしれませんが
それは奇跡に近いことです
通常、音楽をつくる人が
和音を学び、クラッシックなども
少なからず理解してから
自身の表現に至るのと同じように
絵を描く人が
基本的なデッサンや色使いを学び
構図なども学んでいくように
香りをつくる時も
香原料を学び、
基本的なアコードを学び
古典を真似て
基本的な調合について学んでから
自分の表現を極めていくはずなのに
なぜか
香りの世界では
その基本を学ばない人が多いのが不思議でもあります
香りの好みは個人差があるから
自分のためだったら
好きなように調香、調合すれば
いいのでしょうが
お仕事として
それを教えたり
プロとして作品をつくるときには
独りよがりでは困ります
それは
音楽家になったり
画家になったりするのと同様のはずなんだけどな。。
香りの世界はまだまだ成熟していない
その一言で片付けてしまうのは
あまり良くない気がしています
実際、
お香司さんになるための
香司養成講座を受講してくれる人のほとんどが
カリキュラムの75時間ほどを学んでから
調合の難しさに気がつきます
私もそうでしたが
根拠のない自信で入校して
実際色々わかってくると
その奥深さがわかり
難しさに気がつくのです
修了して
5年間は師匠のもと闇雲に
調合し続けました
そうでないと
自信を持って教えられなかったからです
今もまだまだ修行中ではありますが
少しずつ知識や技術が積み重なって
調合の楽しさがいよいよわかってきた感じです
そうなると、またさらに楽しいです
