先日、
現在のディフューザーのような機能、役割を持つ
「丁子風炉」のお話を伺う機会に恵まれました
江戸期の武家の間で用いられたもののようですが
その話から繋がって
日本人の生活や嗜好について
改めて考えてみることができました
なぜ丁子風炉が日本でのみ用いられたのかを
考えてみることは
例えば
日本では供養においても暮らしにおいても
沈香が大切にされたこと
同じ頃にすでに乳香などの樹脂も
日本には入ってきたものの
西洋では重要とされた
乳香や没薬ではなく
沈香や白檀、丁子などの方が
日本ではより好まれたことと同じように
歴史的に選ばれたものが
日本の風土や
日本人の生活
日本人の気質や好みなどと
密接に関わっているものだという点で
すごく興味深いものでした
明治以降の日本は西欧の文化が
身近に溢れて
随分と日本人の気質や嗜好も変わってきたものだとは思いますが
私は、
それ以前の日本人が好む香りや習慣、
日本人が持っていた気質や感性を
再び取り戻すことも必要なのではという
思いに駆られました
