お香ブームと薫物屋香楽認定香司講座とは

今、お線香がブームなんだそうです

お線香はお香の一つですが
1番馴染みやすいお香なんだと思います

お香と一口に言っても
①奈良-平安から続く日本の文化としてのお香
②近年の自然派ブームの中で、日本に自生しているちょっと香りが良い木を使うお香
③アロマからの流れで、西洋の文化を融合させたお香
④合成香料を用いるお香

など様々です

それぞれはお線香の場合には、

①は沈香を主原料にして、沈香をうまく生かすために「薫集類抄」などの古典をふまえて調合します

②は元々戦時中に香原料が手に入らないという事情から始められたたものが、
最近になって国産のものがいいという流れや、環境意識などから始まった自然回帰などの流れもあってブームになっているもので、スギヤヒノキ、ヒバなどを使用するのが人気です
③は例えば、フランキンセンスやセージ、パロサントなど、元々日本以外の国々で

古くから用いられていた原料を使って調合します
④は安価であること、調合技術が必要ないことなどで始められ、現在では市販品の多くがこれに該当します

薫物屋香楽認定香司講座は
基本的には
①を学んでいきます

卒業後は、それを踏まえた上で
状況に応じて
②③④にも対応するのですが
自分が使用するものは
やっぱり①になってしまいます

その理由は「香りがいい」
ただその一点です

きっと日本人にとって
日本という土壌にとって
沈香は相性のいい香りなんだと思います

ちなみに香道では

香木そのものを聞香します

香道自体は、鎌倉から室町時代にかけて興り

調合はしません

使用する香木は、沈香と白檀のみで

中心は沈香になります

理由は

香木は

単体で鑑賞に耐える存在だからです

確かに

丁子も龍脳も

フランキンセンスやヒノキも良い香りです

もちろん

丁子だけで

パロサントだけで

フランキンセンスだけで

お線香をつくっても

いい香りなんです

でもそれが

「鑑賞」に耐えうる香りかって

言われると、確かに難しいですし

香木とは沈香(稀に白檀)なんだと言われると

私自身は香道の修練を積んではいませんし

そして聞香とお線香では

香りの出方が異なりますが

やっぱり

そうですよね〜って納得してしまう魅力が

沈香には有ります

とは言っても

沈香の香りを経験したことのない方は案外多く

そういう方の場合

①より④の方が馴染み深くて好き

ということも多いようです

それ自体が間違っているわけではありません

でも、もし香りが好きな方であれば1500年近く愛されてきた沈香の香りも

ぜひ体験して欲しいなとは思っています


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