アロマセラピーにおいて、香りを伝える方法として、トリートメントはとても大切です。
フランスでアロマテラピーという言葉が使われるようになってしばらくすると
イギリスでは、マルグリットモーリーが始めたトリートメントで香りを用いる方法に興味が集まり、アロマトリートメントが、アロマセラピーの中心と考えられるようになりました。
オイルをとおしての滑らかなタッチ、アロマセラピストの包み込むような対応、落ち着いた環境、心地よい香り…
これら全てがストレス社会には受け入れられたのでしょう。
私もこの時期頻繁にセルフトリートメントします。
夏の疲れをケアするように、
秋の冷たい風から皮膚や呼吸器を守るように
少しずつ秋に向けて自分の内側のテンポをゆっくりにするために
のんびりとトリートメントします。
使用するのは、植物油に精油を入れたトリートメントオイルです。
手のひら全体を密着させて、とにかくゆっくりと優しく
デコルテ部分、首回り、手首、足首、腕の内側にオイルを伸ばし
行ったり来たりするだけで十分です。
無理にほぐそうと力を入れたりするのは逆効果です。
この時期におすすめしたい精油は、フランキンセンスです。
植物油10mlに、にフランキンセンス精油を1滴たらして
そこにユーカリ精油を1滴加えてよく混ぜたらトリートメントオイルは
出来上がりです。
ストレスを強く感じる方は、
ユーカリ精油の代わりにローマンカモミール精油を使ってみるのも良いでしょう。
フランキンセンスとカモミールでブレンドしたオイルは、
肌にのせたときに、少し香りが沈みます。それはそれで良いのですが
もう少し香りにインパクトが欲しい時は、1滴柑橘系の精油をいれると
印象が変わります。