ブレンドするって一言で言うけれど

ブレンドする

アロマセラピストにとってブレンドすると言ったら

トリートメントオイルに2、3種類の精油を入れて

調和させると言うことですよね。

この場合のブレンドはアコードを取るってことと変わらない

気がしています。

一つの精油を際立たせてアコードを取る場合もあれば

完全に別の香りをつくることを目的にアコードを取る場合もあります。

これはいわゆる良い香りと感じるようになればいいので

経験だけで何とかなります。

 

一方、もう少しフレグランス的な香りを作りたいと思えば

10種類を超える精油を用いますので

少し知識や技術が必要となります。

香りの移り変わりや、テーマに合わせて

トップミドルベースのバランスも調整する必要があります。

 

ずーっと同じような香りを楽しみたいとき

最初の印象を際立たせたいとき

なるべくゆっくりと長く香りを楽しみたいとき

ブレンド、調香の仕方が全く異なります。

選択する香りも異なれば

バランスも全く異なります。

 

また、たくさんの種類の香りを合わせていく場合

それらがお互いに馴染んでいくために

少し時間を要しますので

1週間後、あるいは1ヶ月後の仕上がりを予想して

香り作りをしていきます。

そうしないと

出来上がり直後が良い香りでも

使い始めると??

って感じになることも多いです。

 

フレグランス的な香りの創作は

感性だけでなく、とっても頭を使うので

その分作品には作者が投影され

香り作りを通して

自分の心身のバランスに気づくことも

多々あります。

 

私が調香を「きゃら香房」で習ったのは

30年以上前ですが

この時に教わった

香りの捉え方や技術が本当に役に立っています。

 

そしてお香の調合を習ったことで

それが自分の中で

腑に落ちたと言うか定着した感じがします。

 

ブレンドするって一言で言いますが

奥の深いお話です。

 

 


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