インドのマイソール産のサンダルウッドは

とても質が良いものでした。

しかし、それが故に乱獲されて

現在はマイソール産のものは

ワシントン条約の規制の対象となっています。

香木の輸出はもちろん、

自ずと精油も他の産地を使わざる負えないのが現状です。

自然のものなので仕方ないのですが

それが一部のお金儲けをしたい人が

参入したことによるとしたらすごく残念なことです。

そして、私たちも

何にでも香りをつけたい！ではなく

大切に使っていかねばと思う次第です。

 

サンダルウッドは比較的劣化しにくいので

我が家にも昔からのサンダルウッドが

残っています。

ほんの僅かですが10年以上前のものも。。。

最近購入したものと香りを比較してみると

断然昔の方が良い香りで

これはプライベート用として大切に使っています。

この香り、

香木から精油にされたのが10年前だとしても

昔は50年以上たった木から精油を得ていたと思うので

この木が生まれて60年以上

私より年上の木の香りを

いま楽しんでいるんだと思うと何だか不思議な気分です。

 

サンダルウッドに限らず

香りのする植物の中にも

絶滅危惧種のものが今現在たくさんあると

聞いています。

 

植物の香りが私たちに与えてくれるたくさんのもの

それらを少しでも長く楽しみたいと思うのは

私だけでないはずです。

 

色々考えてしまいます。