香りのブレンド

調香していて

大切なのは

どんな香りにしたいかイメージして

それにきちんと沿って作業をしていくことです。

植物の命をいただくのですから

それぞれの植物の香りを単品で用いるよりも

さらに良い香りに仕上げないと

調香する意味がない

命の無駄遣いになってしまいます。

 

例えば

ローズなどの高価な精油を用いるときに

たくさん色々なものを混ぜて

ローズの香りが単品のときよりも

際立ち、さらに持続することを心がけて

他の香料を選ぶ必要があります。

たった1滴でローズの香りが弱くなってしまうこともあります。

 

ローズのように単品で勝負できないものについては

しっかり調合したベース香料を

テーマに沿ってつくり出し

最終的にそれを生かすトップ、ベース

香料同士をつないでくれるミドルを使います。

 

とっても難しいのですが

調香のスキルをあげるのは経験しかありません。

ただ最初に大切なのは

基本となる香料の香りや役割を

しっかり抑えることです。

それを教えてもらっていないと

いくら経験しても上手くならない。

何事も最初が大切ですね。

 

さらに、

私が調香を習ってから

早いもので30年近くが過ぎようとしていますが

そのことがわかったのは

20年以上経ってから。。。

私が遅すぎるというのもありますが

腑に落ちる、

本当に自分のスキルに落とし込むまでには

随分時間が必要だということです。

 

あ〜難しい

でも難しいから楽しいのですね。


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