香りについて

「秘密保全法」いきなりこんな用語からの書き出しはどうかと思うのですが、
とても気になっています。
私はそれぞれの役割を全うしたいという想いから、あまり政治に関わるコメントは避けています。
でもこの法律は自分の役割を全うすることを阻むものになり得る可能性があるので気になっているのです。
国家機密という前提のもと知らされない事実が増えてしまうことも気になるのですが、それによって
自分が自分の役割の中で知り得た情報が、自分の正義に鑑みて社会に問うべき問題だと思っても
それを社会に伝えること自体が犯罪となってしまうという点が気になります。これが言論統制や個人の意見を発言することができなくなることにも発展するのではないかという不安を持っているのです。

18世紀ころ、香りは規制の対象とされたという話を本で読んだことがあります。
五感の中で個人差が非常にある感覚器。この感覚器の特徴はは自分の心、内面に強く働きかけるということ。とても自由であること。自由でいたいという気持ちを尊重し高めること。この特徴は上層の立場にいる人が大衆を管理する時にはとても面倒なこと。言われたことを言われたとおりにやって欲しい上層は、香りの刺激で大衆が個に意識を向けずに組織の規律で動くことを求めました。その際に香り、嗅覚は敢えて視覚や聴覚よりも動物的で蔑むべき感覚として誘導されたため、香りの研究は進まなかったとその書物には書いてありました。
20年位前に読んだ本ですがとても印象に残っている話です。

確かに香りと接することにより、他者と自分の個体差を当たり前のことであるという考え方が自然になります。
そのため深く香りと関わっている人ほど、香りを薬理で使用する難しさを理解しています。
精油を薬と同じように誰にでも同じように使用することは本来意味のないことだとわかっています。
精油の使用のグローバル化は精油の価値がなくなることに等しいと私は考えています。

まだ整理されていなくわかりづらい内容となってしまいましたが
とにかく、アロマテラピーを始め香りが自由に使えて
一人ひとりが自由に自分の考えを発言することができる社会が続くことを願っています。


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