積極的傾聴

ある日のこと
「もう仕事したくないなぁ。。」とつぶやく私に、スタッフさんが反応してくれた
色々聞いてくれた後
「でもその仕事、やらなければならないものだったらやらなきゃ駄目じゃないですか」
確かにね~
やらなきゃ駄目なんですよ
何となく自分のモヤモヤを聞いて欲しかっただけの私なんですから
この場合、最後の決め台詞が
「そんなに気持ちがのらないなら、仕事を変わってもらってお休みしたらどうですか」と
言われたらどうだったろう
「変わってもらえる仕事だったらいいけど、そうはいかないよね」と終わるのではないだろうか
後になって、仕事をしている最中に、この時のことを思い出し、
<そうそう、やらなきゃならないことなんだから、もやもやしていても仕方がないよね、早く片付けることに意識を持っていった方がいいに決まっている>と思ったら、すっきり割り切れて、その後の気持ちが明るくなりました
実際言われた一言と、こう言われたらどうだったろうと考えた一言
どちらが正しいというものでもありません
ケースバイケースですから、人によって求めていた回答は違っているのですから
ただ、私の性格や事情を知っているなら、実際の一言の方がより適切だったのは確かです
人を受容しようとする時、その人が望む方向に話をつなげていくべき時には、やはり相手に対する知識があった方がやりやすいものです
アロマセラピストという仕事は、初対面の人物にも出来る限り、相手を知り、相手を感じる能力が求められます
当然完璧はあるはずもないですが。。
その相手を感じる能力を身につけるためには、知識ではなく経験が必要なんだと思います
経験は、資格を取得しただけでは得られないわけで、自分でスタートをきって初めて習得していくもののような気がしています
そして、その能力の限界には終わりがなく、成長を続けようとすればするほど研ぎすまされていくのだと思います
自分の本当の想いに気づくことができない時、他者のくれたきっかけによって、自身の真の気持ちに気がつけた時、人はは素晴らしく心地良いと感じるものなのではないでしょうか


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