易筋経

昨日から取り組み始めた易筋経
少林寺のお坊さんが座禅などで固まってしまった筋(すじ)を伸ばそうと作り出された功法だそうです
易という字には変化させるという意味があるそうで、筋を変化させるために行う動作は一見静かなものですが、やっている側からすると結構きついものが続きます
気功というとお年寄りもできる無理のないものと思われている方も多いと思いますが、本格的に気を体に巡らせるためには、体の隅々までを柔らかく、どんな動きにも対応できるように調整しておく必要があるので、かなり体の癖がある私にとっては自分との向かい合い、むしろ戦いが続きます
まわりの人達は、気功歴10年とか20年以上とかの人ばかりですから、出来る範囲でやりましょうと言いながらも筋肉痛になる位まで鍛錬してあたり前の雰囲気
外界の変化をいち早く察知し、どんな状況にも対応できる肉体があればこそ、意念を持って、自分のイメージした通りの力を発揮して、自身の潜在能力を限りなく発揮できると考えるのが気功です
まずはイメージを実現できない肉体は変えていく
とにかく修行がかかせないのです
ありのままの自分
そして、その後は変化していく自分
水が流れずにいると淀んでしまうように、私たちにも常に変化していくことが求められます
変化していくということは、今までのものを捨てなければならないこともあるでしょう
今まででは足りない能力は高めるために努力をしなければならないでしょう
気功には変化に向かう強い精神力が求められているのだと最近わかってきました
アロマセラピストが変化のきっかけをつくり、変化が起きた時にサポートしていく能力が必要なお仕事だとすれば、気功師は変化を強制的に起して鍛え上げていくお仕事
そんな気がしています
かくして今日も筋肉痛に悩まされている私です
昨夜などは練功から自宅に戻った後、ぐったりして食欲もないほど
どんなものかといえば
長い旅行の後、ぐったりと爆睡してしまう飛行機の中みたいな肉体の感覚です
きっと、家族がいなければ帰宅してご飯も食べずに寝てしまったでしょう
気功には運動で疲れたという要素以外に、気の集中から起きる精神的な疲れがあるためだと思います
でも今朝はしっかりと睡眠をとったお陰で筋肉痛以外は元気一杯
まだまだ先は長いですが、こんな風に弱音をはきながら自分の限界を高めていきたいと思っています


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