オイゲノールの香り

オイゲノールの香りが私は昔から大好きでした。丁字(クローブ)の香りです。この前、映画「ハンニバルライジング」を見に行った時に、丁字のオイルで真剣の手入れをするというくだりがあって、クローブオイルににそんな利用の仕方もあるのか~と感心。多分この映画でここに反応する人はあまりいないかもしれませんが…[emoji:e-317]
せっかくですから、まず映画の感想ですが、実は私は基本的に悲しい映画、残虐な映画、怖い映画は苦手なんです。でもこの映画は切ないなぁーって印象。確かに猟奇的なシーンも多いのですが、幼少期に心を失う程の体験をした主人公を思うと、言いようもなく切なくなりました。もう一度見たいとは思わないですが、心に響きましたよ。でも、終わった後、「前のに比べて(羊たちの沈黙とか)面白くなかったね)って話している人もいましたので、興味のある方も、あまり期待し過ぎずに見に行ってみて下さい。
話がそれましたが、丁字の話。正露丸や歯医者さんの匂いってことで、あまり好きでない方も多いとは思いますが、私にとってはすごく落ち着く香り。小さい頃、眠る時に正露丸を布団に持ち込んでよく母に叱られまたものでした。私は歯医者さんも嫌いではなかったので、変なイメージもつかなかったのかと思いますが、香りって本当に人によって好みが異なりますよね。
私にとって、アロマテラピーの好きな所はこの多様性の部分でもあります。これは他の自然療法の多くにも共通のもの。今勉強中の漢方でも多様性は多分重要な要素。最近は、多様性って言葉は巷で使い古されているのだけど、真に多くの人がこの多様性とバランス力を身につけたら、戦争や争いも減るのではと思うのですが…。自分以外のものを真に理解することは難しい、出来ないとさえ思えますが、多様性があれば、認めることは可能ですものね。
この前、漢方の先生に、「四診をして間違うことはありますか?」って、やや失礼な質問をした所、普通に「ありますよ。でもその間違いが実は間違いでないこともある。結果として早く治ることが正しくて、治癒が遅いと失敗とは言えません。ゆっくり治したことによって、再発しなかったり、きちんと体質から治せたりすることもあるんですよ」と。私は本当に先生のこともそして漢方のことも改めてすごい!って思いました。先生はいつも本当にたおやかです。
丁字に想いを抱いた所で、今日のお茶は丁字を多めにいれて、チャイティーでも楽しみまーす。[emoji:e-423]


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