アロマテラピーの効用その1

初めてエッセンシャルオイルと出会って今年で20年
その魅力に驚かされることは、未だにたくさんあります
20年をとおして、自分自身の為に香りを使う以外に、トリートメントを通じて、アロマテラピーの授業を通じて、香りが私たちにどんな働きかけをしてくれているか、たくさんの気づきがありました
忘れてしまわないうちにその経験をまとめてみようかなと思いたったので
今日はその一回目
「香りとの出会い編」
私がはじめてラベンダーの香りに出会った時、実はあまり好ましい香りであると思いませんでした
でも、好き嫌いとは別に、新しい香りをみて、その香りが自分にどんな記憶を呼び起こすのか、その香りが自分をどんな気分にしてくれるのか、ひたすら追求していく作業はとても不思議な体験で、その魅力にすっかり取り付かれてしまったのでした
私の通った調香教室では、一年間ただひたすら香りを感じ、イメージし、香りを覚えることにその時間を費やし、香料に対する知識より、経験を深めることを重要視するやりかたでした
きっとそれが私には合っていたのだと思います
新しい香り、前に出会ったかもしれない香り、好きな香り、苦手な香り、よくわからない香り
いずれの香りも私の身体の中に何かを引き起こし、心にワクワク感、高揚感を与えるものであったことには間違いがありません
新しい人との出会いに似ている…
ただ、人との出会いと大きく異なるのは、自分は自分のままでいいということだ
人と出会う時、多くの人間関係においては、必ず相手の気持ちも想像しながら、自分の気持ちを表現することが求められている
ありのままであることは、とても怖いことなのです
そして、自分をコントロールして相手に合わせたつもりでも
うまくいかないこともたくさんある
また、人との出会いは単純に感情だけですまされるわけでもなく、お互いにとって、何らかの利益があるとかないとかの面倒くさい思惑に左右されることも少なくない
ところが、新しい香りとであったときの自分はどんな感情がわくのも自由で、そこに制約がないのです
ただただ心のままに香りと向かい合うことが許されるのです
また、自分の嫌いな香りの存在は、必ずしも否定され続けるわけではなく、やがて自分の内部の微細な変化よって、香りという存在の微細な変化によって、時には素晴らしい存在に変化するという不思議さも感じるようになる
この経験は私にとってかなりの衝撃だったのだと思います
香りによってワクワクすることはとっても楽しい
周りの常識にとらわれることなく、
時にはありのままの自分でいることに意識をむけてみよう

これが、私が初めて香りとであった時に感じたことで、
このように感じられたことが、アロマテラピーの効用その1です
こんな話を20年前にしても、わかってもらえる人はほとんどいなかったのですが、今はわかってもらえることも多くなりました
すなわち、私以外にもそんな経験をした人が増えてきたという嬉しい事実なのだと思います


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