アロマセラピストとしてのプロ意識

神経細胞も筋細胞もドップリ疲れ

精神的にも優しくなれない状態になったとき

そこから抜け出すには

とにかく休むこと。

 

十分に休んでから栄養を補給する。

疲れているときにいくら栄養を補給しても

それを消化するエネルギー自体が不足しているし

何よりも疲れていると食欲も低下する。

食べても美味しく感じなくなるという方が

正確かもしれません。

だからまず休むことが大切だと思います。

 

そしてうまく休むこともできない、

例えば睡眠をとることができない

そんなときは

人の力を借りて

筋肉を緩める。

 

筋肉を緩めたあとの

夜の睡眠は深い!

というのが実感です。

 

では、人の力を借りたいとき

私自身がアロマテラピートリートメントを

受けにいくのかというと実はそうでもないと

いうのが残念なところです。

 

軽いリフレッシュ、リラックス程度だったら

アロマテラピートリートメントでも

いいと思うのですが

その程度の場合は自分でセルフマッサージだったり

気功だったりでどうにかなるものです。

 

それを超えたときに

人の力、植物の力を借りたいわけですから

少なくとも

植物や香りやこころや筋肉、神経系の知識が

自分以上にある人のところに行きたいと思うわけで

その希望にあてはまるアロマセラピストが

本当に限られているのが実情だからです。

 

そして鍼灸などにお世話になります。

そこでは

自分が思いつかないアプローチとか

筋肉の緩め方などアイデアがもらえます。

そこにはオリジナリティがあります。

(もちろんこれも人によるでしょうが…)

 

そしていつも思うのです。

アロマセラピストのなかで

香りの専門家として

こころやからだの専門家として

プロ意識をもって

知識や経験を深めようと日々努力している人が

どれ程いるのだろうかということを。

資格取得のときに習ったアロマテラピー

それに自分自身の経験を加えて

オリジナルの視点をもち

一人ひとりのからだに合った

アロマテラピートリートメントを提供している人が

どれほどいるのだろうかということを。

 

習ったとおりの薬理作用で精油を選択し

習ったとおりのトリートメント技術を

誰にでも同じように提供しているだけの人が

まさかプロだと名乗っていることがないだろうか

ということを。

 

自分も含めて

厳しいことをいうと

仮にどんな資格を取得したとしても

それはスタートであって

その後、どれ程その知識を深め

実践で学ぶのか

そこにかかっているのだと思うのですが

ひどい人になると

試験が終わったら勉強したことほとんど

忘れてしまいました〜なんて

悪びれず発言したりしているのをみると、

この人たちのプロ意識はどこにあるのだろう。

それなのに

医療チームに入りたいなんていう夢物語を

いう人を見ると本当に悲しくなります。

 

本当にアロマテラピーを

社会に役立つものにしたいのであれば

まずは自分のプロ意識がどれ程のものなのか…

から見直すべきだと思います。

 

私は個人的には

薬理的なアロマテラピーは

セルフケアとして用いるもので

アロマセラピストの行う

アロマテラピートリートメントは

自然とのつながりを感じ、

ゆったりとした時間の流れを取り戻すきっかけを

提供することが目的で

自然の香り(精油)とアロマセラピストは、

クライエントが自らの力で治癒力を高める

サポートをするものだと思っていますが

それでももう少し

アロマセラピスト全体の意識として

解剖生理学や精油の化学などの最低限の知識を

深めることに向いてくれると

社会のなかで果たす役割も増えてくるのではと思います。

 

アロマテラピーを

自然の香りを

本当に素晴らしいと思うので

アロマテラピーという哲学が

いつまでも残ることを願っています。

 

少し一方的に個人的な意見を言い過ぎたかも

しれません。

そして長文失礼致しました。

 


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