昨日調合したお正月用の練香を
仕立てました。
今回は、その場で沈香木を粗めに挽いて
シャム沈香タップリの贅沢な練香です。
練香っていうと
アロマテラピーだとミツロウクリームなんですが
お香でいう練香はいわゆる「薫物」
お茶席でも使われているので
ご存知の方もいらっしゃると思います。
練香は、香木や香原料を調合して
それを蜜で練ってつくります。
平安時代の貴族はこの方法で香りを楽しみ
時には衣にその香りを薫き染めて使っていました。
源氏物語にも香りのお話が出てきますよね。
沈香が粗めの挽き具合なので
まん丸にしても
少しゴツゴツした感じになっています。
本来は少し熟成させてから用いるのですが、
あまりに楽しみ過ぎて、既にいま試し焚き中です。