しばらく前
全く香りに興味のない男性に
お香をつくる香原料を聞いてもらう機会がありました。
良い香りと思うことがないばかりか
香原料の種類によっては不快と感じるものもあったようです。
その同じ男性に
精油をお見せしたら
今回の香りはいい香りですね
と感想をいただきました。
私が香りを学び始めた30年近く前には
精油の香りは苦手だけど
木の香りはいい匂い
つまり今回でいう香原料もその一つですが
和の香りの方が良い香り
という人が多くいらっしゃったような気がします。
香りの好みは
馴れている香り
馴れていない香り
と言ってもいいのかもしれません
馴れていない香りは
大概良い香りには感じないみたいです。
この30年の間に
日本は
香木より精油の香りに
なじみ深さを感じるようになったのかしら。。。
と何とも不思議な複雑な気持ちになりました。