マリーアントワネットはスミレの香りが
好きだったことで知られています。
香料をとる場合、
スミレと言っても何でもいいわけではなく
用いられるのは「ニオイスミレ」という
品種です。日本原産のスミレには
ほとんど香りがありません。
爽やかな甘みがとても特徴的な香りですが
お花から採れる量はわずかで
現在では、スミレの花を表現するときには
イオノンという合成香料などが使われます。
スミレの精油が欲しい場合には、
バイオレットリーフという葉っぱから得られた
アブソリュートがあります。
こちらは、奥行きのあるグリーンな香りで
香水づくりのアクセントになるとても
素敵な香りです。