桜が満開のなか、歩いていると植物のたくましさに驚かされます。
精一杯生きている姿に感動します。
私たちは精一杯生きているでしょうか?
植物が自分のためにつくり出した精油に助けてもらうこと。
それがアロマテラピーですが、助けてもらうことを前提に自分で一生懸命に生きるってことに
手を抜いていないかと考えさせられます。
心と身体は繋がっているけれども
外部からの刺激に対しては身体が先行して変化しているのでは。。。と思うことがあります。
ストレスに対しては無意識に交感神経が優位になって
それが一杯一杯になってはじめてストレスを認識する人がほとんどなのではないでしょうか。。。
身体の変化と心の変化のズレ。
何故ずれてしまうかと言えば、五感の力が弱まっているからなのではと私は考えます。
季節に追いつこうと頑張っている身体に対して、その大変さを上手く認識することができずに
この時期に無理をすして体調を崩す人が何て多いことか。。。
なるべく心と身体が一緒に変化していくために
五感を研ぎ澄ませる必要があります。
特に香りは、大脳辺縁系に真っ先に伝わるという特殊性からいっても
季節の変化をしっかり私たちに伝えてくれる大切なメッセージなのではないでしょうか。
そのことだけでも精油に感謝したいところですが、
多くの人は自分の五感に意識をむけていくどころか、それに無関心で
不調になると途端に精油に頼る。
精油からの香りというメッセージにではなく、精油の効果ばかりを追いかける。
これでは自分で精一杯生きているとは言えないのでは
植物のようにたくさんのアンテナを張って、五感をフルに活用することで
心と身体がつながりますように。