アロマテラピーのブレンドは自由なところが良いところです。
時にはアコードバランスが崩れていたとしてもとても良い場合があります。
自分で楽しむ場合はそれでいいと思うのですが、
ではアロマセラピスト、プロならどうなのか。。。
ってことを今日は綴りたいと思います。
ブレンドする時に香りの好き嫌いはとても大切なクライエントからのメッセージ
それを受けた私たちアロマセラピストは
その好きな香りを単品のときよりも圧倒的によい香りに、その人の身体に、そして心に入っていくブレンドに仕上げなくてはなりません。
そこにアロマセラピストの価値があるのです。
そのためにはアコードについて学んだり、トップの違いで香りがどのように変化するか、ベースでどのように変化するのかなど、学ぶことはたくさんあります。
基本的に精油はよい香りですから
その中でクライエントの好きな香りを選べばそこそこのいい香りができるわけです。
でもそれではプロが関わる必要はありません。
そこに感動がないとダメだと思うのです。
「好きな香りです」「結構好きです」とか「いい香りですね」とか言われているときは
大概失敗だと思っています。
そうではなくて、何だかわからないけれどもその香りを嗅ぐことで色々な想いが湧いてくるとか
嗅いだだけで、表情があきらかに変化するとか
かなり劇的な反応を頂いた時のみ、ちょっとお仕事できたかなって感じです。
何となくのいい香りは
お料理で言えば過程でつくる自宅でお母さんがつくるオムライス
プロとしてつくる香りは
お料理で言えばシェフがつくるオムライス
感動させる香りは
一流のシェフのみがつくれるオリジナリティ溢れる究極のオムライス
そんなイメージでしょうか。。
インストラクターの場合も同じです。
クラフトづくりの際にも基材によってトップの選び方もアコードも変わります。
その明確なビジョンを持ってブレンドができるように目指したいものです。
アロマセラピストには、トリートメントの練習には時間を割くのと同じ位
ブレンドの練習にも時間を割いてもらいたいなと思っていますし、私ももっともっと学び研究していきたいなと思っています。